「ほめる」ということ

 今日は「ほめる」ということについて

改めて考えさせられました。

ベストセラー『嫌われる勇気』のご著者

岸見一郎氏の Web講演会に参加したのですが

最近は家に居ながらにして様々な方のお話を

伺えるのですからとても有難いですね。

岸見さんはアドラー心理学を元に執筆や講演をされたり

多数の相談を受けられたりしていらっしゃいますが

「自分が価値があると思える時にだけ勇気を持てる」

という観点で考えた時、「ほめる」ことにとても

注意を払う必要があり、『ほめるのをやめよう』と

いうご著書があるように、上司が部下に対して、

親が子どもに対して「ほめる」のはやめた方がよい

というお話しに色々な気づきを頂きました。

 私も子育てをしながら、そして学生向けの教室で

子ども達に接している時に「ほめる」ということには

とても気をつけておりました。

研修などでもよくお話しするのですが、

うまくいかなかった時に努力をほめるのはNGです。

それは、目標達成の能力がないと思ってしまうので、

努力でだめだったのであれば、何が足りなかったのかを

考えさせることがとても重要だからです。

そして、たとえ上手くいったとしても、その能力を

ほめるのは、これもまたNG。

能力を評価されている人は、上手くいかなくなると、

自分に能力がないからだと自己不信に陥るからです。

ほめるポイントはその人がコントロールできるもの、

つまり能力ではなくて、行動であることが大事だと

言われています。

 ただ、岸見氏によると、ほめるのは、その出来た

ことに対して喜びを共有できるものでないといけない

ということなのです。

そうでなければ、ほめるということで、本来対等の

立場であるべきところ、そこに上下関係ができてしまい、

ほめられた人が自分に価値があるとは思えなくなる

可能性があるのでほめない方がよい、ということです。

 たとえば、病院で静かに待つことができた子ども

に対してほめても、自分の親だったらほめないわけ

ですから、そこでほめるということは、

相手を下に見て、しかも待つことはできないという

前提のもと、待つことができてえらかったね、と

ほめることになるので、ある意味ばかにしているようにも

受け取られる可能性があるのです。

 その時に大事なのは「ありがとう」という感謝の言葉。

これはこの言葉を受け取った相手は、役に立ったことに

自分の価値を見ることができるからですね。

 よくほめて育てると言いますが、ほめれば良いという

ことではありませんから難しいことだと改めて思いました。

長くなったわりには説明が分かりにくかったと思います。

岸見一郎氏の『ほめるのをやめよう』も参考になさって

みて下さいませ。

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