自然のエネルギーを頂くことに感謝して

 お食事というのは、あなたにとってどのような

ものですか。

お腹を満たすためだけのものでしょうか。

食べ物を頂くということは、生き物の生命力を頂き

それによって英気を養い、パワーを頂くという

とても尊い行為です。

一般的には1日3回、お食事を頂くわけですから、

時短効率を考えて手っ取り早く済ませるのではなく、

私たちの体を作るその命に、有り難い気持ちを

持つこともとても大切なのだと思います。

 そして、食べ物が私たちの体の中に入ると、

そのまま栄養素になるわけではありません。

食道を通って胃の中に入り、胃液で溶かされた後、

十二指腸に移動し、そこで様々な消化酵素の働きで

栄養素に分解されます。そしてその栄養素が小腸に

流れていき、小腸の壁から吸収されて初めて

血液に栄養素が入っていきます。

ということは食べ物が栄養素として吸収されるか

どうかは「消化」がとても大事なポイントになります。

逆に未消化物が溜まってくると、体の不調に繋がったり

心のバランスまで崩すことになってしまいますから

要注意なのです。

 本日は、畑の命、海の命を、薪による調理など、

素晴らしい調理法で出される新鮮なお料理の数々を

有り難く頂いて参りました。

天・人・地が作り出す食材、調理する薪を含めて

ほぼ全てが福島県産の新鮮なものを、これほどまでに

丁寧にそして優しく調理されるシェフは素晴らしく、

誰にとっても消化の良いように工夫がされています。

フレンチでありながら、どれだけ沢山頂いても

胃がもたれることがなく、燃える薪の強く、優しい

光を時々眺めながら、心地良い音楽の中に身をおく

その空間も贅沢だと感謝の気持ちが溢れます。

 実は消化には頂く環境も大きく影響します。

落ち着かない状態で頂いたり、テレビやスマホを

見ながらだったり、イライラしながらだったり

しますと、消化力が劇的に落ちて、未消化物が

出来やすくなるといわれています。

リラックスしている状態、つまり副交感神経が

働いている時は血液が消化器に集まり、お腹が

温まることで消化が促されますが、

交感神経が優位な状態ですと、脳や体の筋肉が

緊張するため、血液は脳や筋肉の方に回ってしまい

消化機能が低下するのです。

 日常のお食事もどのような環境で頂くのが良いのか、

自分の体が喜ぶ食べ物は何か、そして頂く食材は

どのように育ち、どのように飼育されていたのか、

命の巻き戻しが効かないその食材は鮮度が良いの

だろうか、などということを意識しながら

自然のエネルギーを頂くことに感謝してお食事が

できると良いですね。

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本日 YouTube『エクラの風』Vol.94を配信いたしました。

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自分を律するということは難しいですが、

少しでもお役に立てるようなヒントをお伝えして

おりますので、是非ご覧頂けましたら嬉しく思います。

 

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