ゲシュタルトの祈り 〜自他への思いやり〜

 昨日は心を整えることが、より善く生きていくための

基本になる、というようなことをお伝えいたしましたが、

日々の生活の中で、予測不可能なことが起こるのが

当たり前の世の中。

強いて言えば、予測不可能なことが起こることだけが

予測できる現代、と言えるような感じですね。

そして、思い通りにいかないこともある様々な要因の

1つが人間関係。

うまくいっている時は良いものの、どこかで歯車が

狂ってしまうと落ち込んだり、メンタルが不安定に

なってしまうこともあるかもしれません。

 過去と他人は変えられない、とよく言われますが、

どうにもならないことがあった時には、

まず自分で自分を大切にすることを疎かにしないことです。

自分を決して否定せず、自分の大切なもの、価値観を

大事にしていくことでメンタルも強くなっていきます。

 たまたま、ここ数日で「ゲシュタルトの祈り」を

目にすることが何度かありました。

ゲシュタルト療法というのをどこかで耳にしたことが

ある方もいらっしゃるかと思いますが、

精神分析医のフリッツ・パールズ氏と奥様のローラ・

パールズ氏によって、アドラー心理学を基に作られた

心理療法です。

その心理療法の中でパールズ氏がよく提唱していた詩が

『ゲシュタルトの祈り』

  私は私のことをする

  あなたはあなたのことをする

  私はあなたの期待に応えるために

  生きているわけではない

  そしてあなたも私の期待に応えるために

  生きているわけではない

  私は私 あなたはあなた

  もしも偶然、私たちの心が触れ合うならば

  それは素敵なことだ

  もし触れ合えないとしても

  それは仕方のないことだ

これは原文がドイツ語のため、様々な日本語訳が

ありますが、最後の「仕方がないことだ」

というのは諦め、というのではなく、

それはそれで素晴らしいことなので、

そのままでいい、というようなニュアンスだと

思います。

 どんなに親しくても、家族でも夫婦でも

恋人でもパートナーでも、他人を尊重し、

心地良い距離感を保つこともとても大事です。

そのためにも、自分自身を大切にして満たし、

支え合ったり、分かち合ったり、響きあったり

できる関係を築いていけると良いですね。

自他への思いやりの心。

大切にして参りましょう。

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