「あたたかくてほっとする」世界

 人生には喜びも悲しみもあり、

うまくいくこともあれば、うまくいかないことも

もちろんあります。

それを道徳観や哲学で説くのではなく、

そのありのままを、あたたかい絵で描写していた

アメリカの絵本作家アーノルド・ローベルの

日本初の本格展覧会に行って参りました。

『Frog and Toad Are Friends』

日本語版「がまくんとかえるくん」は

小学校の教科書にも採用されていますので、

ご存知の方も多いと思いますが、私も小学生の頃に

このお話を読んで、とても好きな絵本の1つでした。

ですから、親になってまたこの絵本と出会った時には

心の奥底からほんわりとじんわり温まってくるような

とても嬉しい気持ちになったのをよく覚えています。

 でも彼が100冊もの絵本を書いていたなんて

今日まで知らず、200点にも及ぶ原画やスケッチを

間近に見て、もっと沢山読んでおけば良かった・・

と思うほど、素晴らしいローベルの世界に触れる

ことが出来ました。

 「がまくん」と「かえるくん」は正反対の性格なの

ですが、お互い支え合いながら、ありのままに生き、

日常や人生の様々な問題や真実に気づく物語。

誰かと一緒にいることの安心感や、一緒にいることでの

思いやりの心、そして、誰かが誰かの支えになっている

温かい関係を絵本の世界に作り上げたローベルは、

人間も動物も物も、全てが尊く、支え合って生きている

ということをとても大切にしていました。

私がいつもお伝えしているマナーの根本も、

このようなところにあるということを改めて感じ、

それが絵本の中だけでなく、世の中、一人一人が

そのような思いでいることが出来れば

優しい社会が生まれるのに・・と思うのです。

「あたたかくてほっとする」という気持ちは

ローベルが絵本に込めた大切な要素。

その世界にしばし浸り、子どもの頃から大好きだった

ストーリー『The Letter』を久しぶりに読んで

とてもほっこりした気持ちになりました。

私たち大人が忘れてしまっている世界です。

「I will be glad not to be alone.」

「きみが いてくれて うれしいよ」

私たちはいつでも支え合って生きている。

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