「しつけ」という言葉には、「仕付け」と「躾」という
2つの漢字が当てはめられます。
「仕付け」とは、何もないところに道筋をつけていくこと。
「躾」とは、大人が自身の心と振る舞いを美しくしようと
努力する姿勢を、子ども達に見せること。
という意味合いがあります。
人は、生まれた時は、何も知らず、何も分からない状態で、
そこから次第に大人を見て、大人から教えてもらい、
それぞれの環境で、多くのことを吸収して身につけていきます。
そこで大切なのが「しつけ」。
より良い人生を歩むための大事な土台です。
そのために、その「道」を示し、過去から受け継いだ精神や
文化を教えつないでいくことがとても重要になるわけです。
日本人は古くからこの精神を大事にし、
礼儀作法を大切にしてきました。
この礼儀作法は、単に社会のルールやマナーという形のこと
ではなく、より良く生きるための「道」なのです。
本日は、和のマナーレッスンを行い、改めて和の心の
大切さを私自身も確認致しました。
20代のお若い生徒さまが美しい振る舞いを身につけていかれると、
とても清々しく、心から、大事にして頂きたいなと思います。
「躾」という字は、日本で作られた国字です。
字の如く、身を美しく振る舞うこと(心)。
日本の素晴らしさを感じます。