最近お魚をさばかなくなってしまったわ・・と今日の英語レッスンでの中学生との会話で、はっと
気づきました。忙しいとどうしても、簡単で手早く出来るお料理になり、お魚もお魚屋さんにお願い
すれば素早くきれいにさばいて下さるので、最近は自分でやることがなくなっていました。
中学生の彼女は、今日は職場体験で、水族館に行ってきたのだそうです。私たちが様々なお魚や生き物を
気持ちよく見学できるのは、裏で、多くの方々の日々の地道で大変なお仕事が支えているから。でも、
それは、なかなか分からないものです。その裏方のお仕事の様子を見学したり、体験してきて、とても
素晴らしい1日を過ごしたようでした。やはり、「体験」というのはとても大切で、彼女の表情を見た
だけで、心の成長が分かるような気がします。もちろん英語レッスンなので、できるだけ英語で会話を
しますが、やはり難しい部分もあるので、まずは表現することを最優先にし、日本語でも色々とお話して
もらいました。
お魚のお話に戻ると・・・。その水族館では釣り堀があるそうで、そこでお魚の調理まで体験してきた
ということなのです。鑑賞するお魚と、頂くお魚があり、やはり、私たちは命あるものを頂いていることに
感謝することも重要です。初めて生きている物をさばいた中学生の彼女も、単にお仕事をさせて頂いたと
いうことだけでなく、マナーの大切さ、生きるということ、努力等、様々なことを学んだことと思います。
人が一人ひとり、それぞれのお仕事に責任を持ち、世の中のために尽くすということ。
そこには「思いやりの心」が決して欠かせないということ。私たち大人も再確認しなければいけないと
感じました。