マインドフルネスと熟思黙想

 私たちは常に脳を動かし、目や耳から入る情報、

その他の感覚から入る情報により、無意識にでも

雑多な思考で脳が疲れている状態になったりします。

今は特に、刻一刻と変わっていくコロナウィルスの

状況により、誰もが心配を抱え、

今後の動向が気になり、また、これからの生活、

将来の生き方などに不安を覚えていらっしゃる

ことと思います。

 そのような時に大事なのは「熟思黙想」。

心を落ち着かせ、慌てずに、近い将来に対して、

今、社会や職場、自分自身にとって、

不足しているものは何なのだろうか。

それは物質的なものだけではなく、自分の役割、

人との関わり、システムや生き方、あり方など、

様々な面において、色々な角度から、考えてみる

必要があるのです。

 でも、そこであまりにも表面的な情報だけで

思考を巡らせていると、集中もできませんし、

生産性も期待できません。

ですから、まずは自分自身を整えるために、

マインドフルネス瞑想をお勧めします。

これを1日の中で少しでもすることにより、

副交感神経が優位になり、

リラックスした状態で次へのパフォーマンスを

高めることができるのです。

 以前にも何度かマインドフルネス瞑想のお話は

しましたが、ここでもう一度。

まずは、静かな場所でリラックスして目を瞑り、

呼吸に意識を向けます。

いきなり「無」の状態になることは難しいと

思いますので、まずは、そこで浮かんできたことに

対して「自分は考えている」ということに気づきます。

そしてまた、呼吸に意識を戻します。

雑念をなくそう、なくそうと思うと余計に

色々なことを考えてしまいますので、まずは

ちょっと俯瞰するような感じで、気づくこと。

気づいたら呼吸に、気づいたらまた呼吸に・・。

というような感じで繰り返すと、だんだん、

何も考えなくなってきます。

 1日5分だけでもリラックスできると、

その後、今度はしっかりと熟思黙想し、

今、本当に必要なことへのアクションができるはず。

こういう時だからこそ、ぜひ試してみて下さいませ。

 

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