清明な心を持つ大切さ

 東日本大震災の時、私たちは命の尊さを学び、

命を大切にすることの意味を深く考えるように

なりました。

そして今、また違う形で、自分の命だけでなく、

身の回りの大切な人、ともに生きる世の中の人の

命と健康を守ることを真剣に考える必要が

出てきています。

 生命というのは自然の中で、尊いエネルギーであり、

様々なエネルギーが調和することによって1つになり、

その現象が生きるということになります。

日本人は古来から、同音の漢字を同じように大切にし

意味を持たせていました。

箸=橋、紙=神・・などというように。

ですから、生命を大事にすること=清明であること

というように考えられています。

 清明は読んで字のごとく、清らかで明るいこと。

その清明心を持つということは、自然に対しても、

ともに過ごす人たちに対しても、その清らかな波動を

伝え、穏やかで思いやりを持ちながら接するという

とても必要な心の持ち方です。

それは時代が変わっても、世の中が変化しても

変わらない大切なあり方ですので、

それを1人1人が心に留めておくことができたら、

どのような時も、どのような状況でも、

命を大切にしながら乗り越えられるのだと思います。

 今日も春光うららかな日でした。

目に見えないウィルスが無情にも広がり、

人々を脅かすような世界になってしまいましたが、

清らかな心は忘れずにいたいと思います。

 明日4日は二十四節気の「清明」。

万物が清新の気に満ち、草木が芽吹くころです。

自然の移ろいとともに、私たちの生命の尊さも

しっかりと感じて参りましょう。

 

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