序列〜自分の立場を認識する〜

 私たちの社会では必ず、上司と部下、先輩と後輩、

先生と生徒、接待側と訪問側・・・などというような

関係の中で序列が尊重されます。

でも実際は、尊重されなくてはいけないところを

あまり意識しないで生活していたり、何となく

こうすれば失礼がないかな・・ぐらいで接したり

している場合も多いのではないかと思います。

 序列の重要性、序列に配慮するということは

世界共通のマナー、国際儀礼でも重きを置かれて

いるほど実はとても大切なことです。

でも、常に変わらずにお伝えすることは、

マナーというのは決してルールではないということ。

必ずそのルールとなる形と振る舞う自分の心が

セットになるということが大切。

それを踏まえた上で、やはり、お相手に対する

思いやりや、目上の方への敬意表現として

世界どこででも失礼になることがない

決められたルールというものがあるのです。

 本日はレッスンで序列についてかなり細かく

やりましたが、なかなか難しいものです。

色々なシチュエーションがあります。

エレベーター、エスカレーター、階段、自動車、

電車、和室、洋室、会議室など、様々な場所、

そして様々な状況や造りによって、私たちは

お相手をどちらにご案内し、自分はどの位置に

いるのが良いのかということを考えなくては

いけないわけです。

 でも大事なのは、形に囚われるのではなく、

気配りの基本でもありますように、

自分は今どのような立場で、何の目的でお相手と

接しているのか、ということを認識していることです。

ですから、ルールでは決まっていますが、

お相手の方がより心地よくなるために

どの場所にいらして頂くのが一番良いのかということを

考える柔軟性も必要ですね。

 序列を考える中で1つポイントをお伝えするならば、

世界共通マナーでは「右上位」そして

日本に限ったマナーでは「左上位」ということを

頭に入れておくとお役に立つかもしれません。

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どのような状況であっても1人1人にとって大事なのは

「今を大切に生きる」ということ。

それはどういうことなのか、どのようにしたらよいのか

そのヒントをお伝えしております。

是非、ご覧頂けましたら嬉しく思います。

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