昔から小学生の国語の教科書の音読は定番。アナウンサーに
なりたかった私は音読が大好きだったので、何度も何度も
声に出して読むため、そのうち教科書の文章は丸覚え。
中学に入ってからは英語の教科書も丸覚え。
声に出して読むというのは1度自分の中に入った言葉を
音として外に出し、その音がまた自分の耳を通って入ってくる
ことで、それを繰り返すと言葉の定着率がとても深まります。
ですから、生徒さんたちにもどんどん、音読・暗唱して
もらっています。
そしてもう1つ。声にすると良いと思うものが自分自身のこと。
自分の中の今の想いをアウトプットすると、頭の中が、どんどん、
どんどん、整理されてくるのです。
きょう、久しぶりに中国出身の優しくて素敵な友人にお会いし、
それぞれの近況と今の想いをたくさんお話しました。
一歩踏み出すことの難しさも。
誰もがいつでも積極的になれるわけではありません。
なかなか踏み出せないのはよくあること。でもそのような時、
想いを紙に書くだけでなく、声にだしてみると、ふっと
潜在意識として眠っていたものが出てきたり、心の中まで
整理されたりします。
他人に話す機会がなければ、紙に書いたことを自分で音読して
みるのも効果的です。
自分の想いが 自分の声で また耳から入ってくると、やはり
それも定着していき、自分の行動の後押しをしてくれるのだと
思います。