音のマナー

 たとえば、レストランでお食事をする時、

大声で話したり、大声で笑ったりしていると、

周りでお食事を楽しんでいる方々のご迷惑になってしまう

というのは、皆さまもご経験上、周知のことと思います。

落ち着いた雰囲気な場所であれば尚のこと。

ご自分たちの世界に入ってしまって、

周りが見えなくなってしまうというのは、

とても残念な状況です。

声はBGMに合わせた音量が望ましいですね。

   音というのは、思っている以上に、人に不快を与えたり、

またはそれによりストレスまで感じる方がいらっしゃる

ということを、私たちは常に理解していないといけません。

立ち居振る舞いと同じように、

心を配らなければいけないマナーでもあるわけです。

   昨日、東京行きの電車で、音の嵐(?)に遭い、

びっくりしました。

まずは、物凄い大きないびき。でも、これはご本人の

意識以外のことですので仕方がありません。

イヤホンを忘れてしまった私は残念!と思っていたところ・・

電車が踏み切り内の点検、ということで止まってしまいました。

いびきの男性はそのことにも気付かず、構わずにお休みでしたが、

今度は通路を挟んでお隣の男性が、お連れの方に対して、

それはそれは大きな声で、電車が止まってしまったことに

対する文句を言い始めました。

特急ひたちはよく止まって遅れますので、

どんなに長い時間でも、あまり文句を言う方と

一緒になったことは今までありませんでしたが、

昨日は、散々言っていらしたので、

ご自身にとっても、そのような言葉を使ったりすると、

その言葉の影響を大きく受けるのでは・・と心配になる程。

もちろん、それを耳にする周りの方たちは

良い気持ちはしないですよね。

電車は30分ほどで動き出したので良かったのですが、

その後・・というより、その前からも、

携帯のピロリ~ンという着信音が後方から何度も聞こえ・・

そして極め付けはパソコンの

カチカチカチカチ、カチャッ!

カチカチカチカチ、カチャッ!

という音が鳴り止まず・・

本当にすごい状態でした。

音や声というのは、自身が感じる以上に

周りは不必要にキャッチすることになり、

その音で疲労感さえも与えてしまうことになります。

ですから、とても気をつけないといけないことなのです。

   マナーというのは、いかに一緒にいる方と

心地よい空間を作れるか、というのがとても大切。

かっこよく見せるものでもありませんし、

特別なことでもありません。

日常でも、お相手に対して、あるいは周りの方々に対して

思いやりの気持ちを持つようにするということですので、

誰もが普通に、そのような感覚でいられると、

もっともっと心地よい社会になるのでしょう、

と改めて感じました。

 

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